ラジカセが欲しかった。

こんばんは。

今日はラジカセのお話。


ミックスやマスタリングが行われるスタジオではSONY ZS-M5というラジカセが使われているらしい。


自分は民生機でのチェックの為、小型の安いUSBスピーカーを置いてます。

ただこれ、メインのスピーカーと違って左右のバランスとかいい加減に置いてるし、

このスピーカーでチェックすることにどれくらいの意味があるのか。(それでも一応チェックはするんだけど)


もうちょっと正確で信頼のおける音がする確認用の民生機を手元に置きたい。

というのがお話の出発点です。


そう考えた時やはりラジカセって優秀で、左右の角度なんて気にする必要ないし、

ポンと置くだけで再生環境を再現できる。スバラシイ

そこで名前が挙がるのが、冒頭で述べたSONY ZS-M5です。

SONY ZS-M5が発売されたのは1997年、私が中学生の頃ですね。

もう25年前のラジカセ・・

このラジカセが未だにエンジニアに重宝される理由は、

コンパクトながら音質が良い事、そしてフラットな特性にあるようです。


試しにオークションサイトで検索すると結構出品があるんですよ。

でも当然古い機器なので、ジャンク品がほとんど。

中には修理済みの物もありますが、お値段は5万円近くしたり・・

25年前の品であることを考えると非常に高額です。


状態の良い物が手ごろな値段で手に入るなら、SONY ZS-M5を購入したかったのですが、

あまりにも高すぎるという事で別の機器を探すことにしました。

自分がしたいのは民生機でのチェックなので、

その音に慣れている人とは違って必ずしもSONY ZS-M5である必要性が自分にはないわけですね。


現代のSONY ZS-M5と言える機器を探す旅に出ました。

価格.comで人気のラジカセを調べてyoutubeで検索して音質をチェックするもピンとくる物はなかった。

スタジオで使用しているラジカセでZS-M5以外の物はないか調べたけど見つからなかった。

最後に思い出したのがこの動画。

こいたさんの動画で使われている謎の形状の小型スピーカー。

頑張って型番を探し当てました。

TEAC Rhythm Arc mini SR-80iでした。

ティアック・・なるほどw さすがタスカムの中の人でした。


このスピーカーはiPod/iPhone用のスピーカーなんですが、背面の画像を見るとRCAの入力端子も付いてました。キタコレ

最後にyoutubeで音質チェック・・良さそうな感じ。

何より同じKH80DSPユーザーであるこいたさんが使ってるというのが心強い。


ヤフオクで検索して見ると、未使用品が3500円で売ってました。

(発売当時は定価1万5000円だったらしい)

出品者はティアックストア ヤフオク店。

商品説明には訳あり品の為、メーカー保証はなしとの記載ありでした。

なぜ訳あり品なのか全然わからないけど、安いのでダメもとで落札しちゃいました。

ティアックストアらしいので、そんな変なものは出品しないだろうという事で。

開封して見ると、外箱は確かに汚れてたけど中身はほぼ新品でした。

単純に在庫として長期保管してただけなのかな?ワカランデス

サイズ感は思ったよりは小ぶりで丁度よかった。


さっそく鳴らして見たけど、ナルホド。これで確認する意味は大いにありそうです。

程よい音質とバランスって感じ。

ちょっといいラジカセで音楽を聴くことが贅沢だった昔を思い出します。


ちなみに再生モードをアナログ入力に切り替えると結構なピンクノイズが出ます。

(特にスピーカー側のボリュームを上げると顕著になる)

そこは少し残念でした。

iPod/iPhone用のスピーカーなのでアナログ入力はおまけって感じなのかな。w

USB端子も付いてるので最終的に書き出したファイルのチェックも行えます。

iPod/iPhoneを持っていなくても結構使えるスピーカーです。


最大の問題点はですね、

このスピーカーもすでに生産完了してるってことです。w

発売が2010年らしいので、なんと10年以上前のモデルでした。

壊れないよう祈りながら使います。

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