【DTM豆知識】db、Panのお話。
本日2回目の投稿。
最近ある動画を見ていて、昔自分がDTMを始めたばかりの頃、
dbについて色々調べたことを思い出しました。
しかも自分が調べたことって
あまりDTM系のサイトで話題になってないような気がするんだよね。
ということでこれからDTMを始める人向けにあれこれ語ってみる。
DTMを始めるといろんな所で目にするのが、
0dbを越えるとクリップという現象が起き、デジタルクリップ=ノイズだよって話。
もうちょっと分かり易く言うと
アナログ機材においては過大な入出力は電気的に歪みを生んで、時としてそれが良い感じになったりするけど、PC上のデジタル環境でクリップさせるとそれは単純にノイズとなる。
ウム。
逆にいうと、音量の上限は決まっているのでトラック毎にどういうバランスで音を鳴らすか、これを調整するのがミキシングってことだよね。ウム
でも、DAWのフェーダーって-〇dbじゃん。
マイナスじゃん。
-6dbのトラックが2つあったとして、2つ合計するといくつになるの?ミタイナ
-6+-6=-12・・いや音量下がってるし!どうやって音量計算するの?ミタイナ
ミキシングの解説動画とかを見ると、キックは-10dbぐらいにするといいとか、
ドラム全体で-〇dbがいいとか、目安を教えてくれる動画はあるけど、
実際のところ、そこからどのくらいの音を足したらクリップするの?ミタイナ
そもそも自分のdbのイメージだと、騒音が100dbだとかそういうのなら聞いたことある。
でもマイナスってなんやんねん。ミタイナ
で、wikipediaで調べたところ、dbっての電力比を表す単位ってのがわかりました。
さらに絶対量としてのdbと相対量としてのdbってのがあるらしい。
相対量としてのデシベルって所の表を見てほしいんだけど、
DAWの音量メーターは場の量の比ってのと同じように変化する事がわかりました。
6db変化するってことは電圧で2倍になるってことらしい。
-6dbってことは1/2の音量になるってことらしい。(聴感上とは別の話)
つまり-6dbのトラックが2つ同時に鳴るとマスターは大体0db付近の音量になる。
この表を見ることで、dbが比率を表す単位ってのが良くわかると思う。
ちなみに先日、モノラル化するとPanLawがうんちゃらって話をしたけど、
PanLawが-3dbってのは、工率の量の比の3db(約2倍)ってところからきてるらしい。
-3dBという値はパンの振り方に係わらず左右のスピーカーに送られる合計電力が一定となるような補正を表している。(S1のPanLawは-3dbだけど-3db以外のDAWもある)
ついでにPanLawについての解説。(以下偏ったDTM用語辞典より引用)
「Pan Law」とはパンの法則の事である。左や右にパンを振り切った音はステレオのスピーカーの片方だけで鳴るのに対し、センターに定位した音は左右2つのスピーカーで鳴る事になる。そのため、左右に振り切った時とセンターの時で同じ大きさの信号を入れるとセンターだけが大きく聴こえる事になる。Pan Lawはこれをどう補正するかの法則の事である。
ちなみにPanLawはモノラルトラックにおいてパンニングする際の補正。
(1つの音をどこに定位させても音量感を保つための補正。)
ステレオトラックにおいては、
そもそもLとRで異なる音声信号を鳴らすことで音に広がりを持たせています。
これをLもしくはRに振り切るとどうなるか。
極端な例として、L=ピアノ、R=ギターがなるトラックがあったとする。
パンをLに振り切るとピアノの音だけが鳴り、Rに振り切るとギターの音だけが鳴ります。
そしてPanLawの補正は行われない。これがステレオトラックです。(タブン)
パンニングってのはあくまで入力ソースはLとRで決まっていて、
左右の音量の比率を変化させることで定位を変化させる。
そういうことらしいです。
以上、あさひのDTM豆知識でした。
え、みんな知ってたって?
自分はまじでこの手の話をしてるサイト、見たことないです。。
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