スピーカースタンドレビュー 完結編

こんにちは。

DTMer否。オーディオマニアのアサヒです。

今日はじっくりとスピーカーのセッティングをしておりました。

単刀直入に結論を述べた後、長々と感想を書き綴ろうと思います。


まず、最終的にこうなりました!

ジャジャン。

スタンドの上にオーディオボードという形になりました。

防振ゴム、オーディオスパイダーシートも前と同じように使用。

つまり単純にスタンドだけ入れ替えた形になりました。

デスク上のルックスが良くなったので大満足です。チャンチャン

・・・否!ちゃんと音質も向上しております。


最初に試したのは、下から順に

スパイダーシート→オーディオボード→スタンド→インシュレーターという順。

以前は自作スタンドの底面に防振ゴムをインシュレーター代わりに取り付けてました。

今回はスタンドの下にオーディオボードを敷いて、オーディオボードの下には防振ゴムではなくスパイダーシートを使った。その方が自然になるんじゃないかなぁと思ったんですね。

低重心で防振ゴムは使わない方向のセッティング。


で、実際音を聴いてみると、、

「おぉ、音が前に出て自然になってる感はあるなぁ。」

「前と比較すると、、まだわからんけど、まぁ悪くはないかなぁ。」

「低域の出方が前と違うなぁ。芯が無いというか、ぼやけてる感じがするなぁ」

「中域、高域の解像度、分離感が落ちてるかなぁ・・」

「トランジェント特性・・前の方がはっきり良いかなぁ・・」

「いや!ダメだろこれ!」ってなったのが深夜のお話。


最初は変化があったことを肯定的に捉えようとするんだよね。w

でも時間の経過とともに冷静にジャッジすると最初のセッティングは不合格!

深夜にセッティングしなおす元気は無いので、その後はスピーカーのセッティングについて色々調べ物をしたのち就寝。


調べ物の後に出した結論が、

・インシュレーターとその下の素材(オーディオボードやスタンドの天板)の相性が最重要

・スタンドをデスクに置く際も底面にインシュレーターがあったほうが良いであろう。

・完全な防振と音質の両立は難しい。

つまり、前のセッティングは概ね正しかったという自分なりの結論。

偶然の産物なんだけどね。

スタンドの底面に防振ゴムのインシュレーター使ってたのは机とスタンドの平面が出てなかっただけ。w


で、今日は原点回帰ということで前と同じセッティングに戻す作業。

↑新旧、スピーカースタンド

↑ベッドの上で底面に防振ゴムをペタペタ貼る作業。

↑そして完成。(同じ画像2回目。)

最初のセッティングと比べると音質の差はレベチです。

レベルが違うっていうか次元が違うくらいの勢い。(大袈裟)


自作スタンドと比べてどうなのかと言うと、

これまた今のスタンドの方がはっきり良いです。

その要因として一番大きいと思われるのが加工精度です。

自作スタンドの加工精度は残念ながらウンコだったので、

水平は出してたけど高さが左右で数ミリの違いがあったのです。

多分その分バランス良くなってる。


実際創造小屋さんのスタンドを手にしてみて、自分がオーダーしたサイズだと

振る舞いは不自由共振型ではなくて制振型のスタンドだなと感じました。

剛性が高く、重量でスピーカーの振動を抑えつつ底面から振動を逃がす。


自作スタンドと同じような方向性のスタンドだったので、

正直な話、左右のバランス改善以外の違いは自分にはわかりませんでした!w

しかもオーディオボードとインシュレーターの影響度が一番大きいので、

尚更スタンドによる違いが分かりにくいっていう。


木製スタンドって色々あるけど、

創造小屋さんのように珪砂が入ったスタンドって珍しいと思うんだよね。

単品で比べた時にはかなり違うと思う。

難しいのはそれと良し悪しは、また別問題だということで。


今回学んだのは、インシュレーターとオーディオボード・スピーカースタンドは

セットで考えないといけない、ということですなぁ。

インシュレーターを交換するならスタンド交換も視野に入れないといけない。

むしろ交換するなら、スタンドを活かすインシュレーターを選ばないといけない。

盲目的に「価格が高いものに変えれば音が良くなる」

と信じ込んで交換するのは非常に危険である。


今回の最初のセッティングの時の自分の様に、

「これが良い音なんだ」と信じ込もうとしたりね。

自分は御影石×DMSDの音を知ってたので、コレはだめだという判断が出来たけど

知らなかったら多分そのまま使ってた。

そのくらい、怪しい説得力のある音が鳴ってた。w


スピーカーのセッティングとはある意味マスタリングのようなものである。

2MIXが出来た時、「結構いい感じに出来たな」と思っても

マスタリングエンジニアの手にかかれば「こんなにかっこよくなるのか!」ってなるわけで。

ちょっと違いが大きな違いを生むんだけど、ちょっとの違いを感じ取るのが難しい。

そんな世界。


総括

スピーカーをポンと置いて使ってる人は、スピーカーをマスタリングしましょう。

高いスピーカーを使ってる人は尚更。


以上、オーディオマニアのあさひでした。

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