HAYAKUMO izarai レビュー

こんばんは。昨日今日と2連休のあさひです。

しかし全国的に天候が荒れてますね。。。

私の住む地域も降雪を伴った暴風雪(風速10メートル以上)が3日続いております。

明日も一日中風速10~15mの予報。やばすぎです。


そんな天候もお構いなしに爆速でizaraiが到着しました。

すさまじい物流網です。

ヤフーショッピングのイケベ楽器店で購入しました。

定価が84,700円、ポイント還元が約15,000円分くらい。実質7万円の出費ですね。


サイズ感は写真を参考にして下さい。コンパクトでいい感じです。

素材の質感とか造りに関しては、概ね購入前の印象通りでした。

造り自体はしっかりしてるし、かと言って特別高級感があるわけでもない。

アルミ削り出しはボタン類が配置されているトップパネルのみで、その他はザラついた樹脂製です。


このザラつきが曲者で、汚れが付きやすく拭き取りづらい。

開封直後からなぜか白く汚れてたのでウエットティッシュで拭いたんだけど、

ウエットティッシュが毛羽立って繊維が絡みつくみたいな。。w

安いっぽいプラスチック感をなくすためにマットに見える加工をしてるんでしょうね。

全部金属パーツにしてほしい所ではあるけど、逆に言うと筐体の原価を抑えて内部パーツに全振りしてるとも言える。

見た目は安っぽくは見えないので全然OKです。(剛性感もあります。

何だったら好きなカッティングシートを貼るのもありかもしれない。w


入出力端子部分は、挿しやすく抜きやすい、滑らかスムーズです。

NEROはめちゃくちゃ抜き挿ししづらかったのでこれは有難い。


アッテネーターのノブの回しやすさは想像よりクリック感が強く固かったです。

「カツンカツン」っていうより、「ガツン、ガツン」って感じです。(伝わるかな?w

まぁ全然問題ないです。


各ボタン類の押し心地は軽快で良好です。軽く押し込むとカチっと鳴る感じ。

NEROのボタン類は、グニャっと深く押し込まないといけなかったので

比較するとizaraiのほうが気持ちよく軽快に操作できます。


その反面izaraiは電源供給なしなので、ボタンの押し込み具合でどこを選択しているか視認する必要がある。

NEROはランプが点灯するのですぐわかるけど、izaraiはどこを押してあるか確認する必要がある。

まぁこれも全然問題ないです。

余計な回路を一切持たないのがizarai最大の良さでもあるわけです。(メーカーの受け売り


で、肝心の音質ですが・・・izaraiが優勝です。

NEROと比較すると、余計な膜が一枚剥がれたような印象です。

モニターコントローラーって基本的に音が良くなるとかそういうものではないじゃん。

いかに音質を劣化させずに音量をコントロールするか。


パッシブとアクティブっていう方式の違いはあるけど

そういう意味で、明らかにizaraiのほうが原音そのままに音コントロールしてる感がある。

NEROを使うとやっぱりNEROの音になっちゃうんだよね。

定位感とかも含めて結構変わっちゃった印象があって。


それ込みで調整して使ってきたつもりだったけど、

やっぱりそのまま音を出してくれるのが一番良いなと改めて思いました。

比較対象がNEROとizaraiの2つしかないけど、

izaraiの原音忠実度はおそらく相当なレベルだと思う。


個人的に音質について点数をつけるなら、

izarai 95点、NERO 80点、多分こんな感じの差ですね。

NEROの音質は悪いとは思わないけど明らかに変化してるモヤモヤ感がある。

izaraiの95点は「これより劣化しないモニコンってあるの?」っていう95点です。


さて両製品を総括しましょう。

両製品はそもそも用途、ニーズが違うので単純な優劣はつけられないんですね。


NEROの良いところはとにかく多機能ってことに尽きます。

入出力数も豊富でオプティカル&同軸S/PDIF入力も可能。

トークバック入力や内臓マイク搭載、ヘッドホン端子も複数。

つまりレコーディング用途でバリバリ使うことを想定した製品です。

これだけの機能と音質を詰め込んで¥56,158(税込)は驚異的かもしれない。

筐体も全面金属でぶっちゃけizaraiより高級感あるかも。w


izaraiの良いところは、とにかく音質特化。

モニターコントローラーとしての機能はシンプルかつ必要最低限に、

筐体も樹脂を使うなど原価削減しつつ、そのすべてを音質に全振り。

ミックス/マスタリング等エンジニアリング用途を想定した製品ですね。

自分含め、こういうシンプルなモニコンを必要としている人は多いんじゃないかなぁ。


ということであさひ一押しモニターコントローラーは、

「HAYAKUMO izarai 」で決定です。


ちなみに今のところ問題ないけど、懸念点があるとすればギャングエラーですね。

NEROはその点は完璧にコントロールされてたので心配の必要すらなかった。

まぁ多分大丈夫だと思う。ウム

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