Audient NERO レビュー
こんばんは。
ケーブルが届いたのが2日前。
NEROを2日間使った感想を書いてみます。
自分はモニターコントローラーを使ったことが無かったので、
他のモニターコントローラーとの比較はできません。
モニターコントローラーを通したことによって音質的にどう変化したか、
という視点で感想を述べます。
まずNEROが使えるか使えないか、結論から言うと
使えます!
自分のモニター環境、機材のポテンシャルを十分に引き出してくれるモニターコントローラーだと感じました。
具体的な音質変化を挙げてみます。
・センターの見え方
・低域の見え方(全体の重心が若干腰高になる)
・謎のグルー感
大体こんな感じです。
まずセンターの見え方が変わりました。
音像全体としては若干タイトになったかなぁという感じ。
NEROの売りの一つが、正確なステレオバランスの再現力。
それが影響してるのか何なのか、センターの見え方がちょっと変わった。
さらに低域の見え方が変わりました。
感覚的には150-200hz当たりが若干太くなって重心が上がった感じ。
音が痩せるって言うよりは、どちらかと言うと太るって感じ。
そして謎のグルー感。w
アナログ回路を通してるせいなのか何なのか、サウンドに謎の一体感があるんだよね。
感覚的には、テープシミュレーターを通したような、
或いはバスコンプにゲインリダクション-1db以下で通したような、
サミングアンプに通したような、
大袈裟に言うとそんな感じ。
ということで、音質変化は色々あったけど劣化って感じじゃないんだよねぇ。
全然嫌な感じじゃない。
これは変化と言うべきです。ウム
むしろNEROを通した音の方が好きだって言う人も居そう。
全体としては高音寄りではなく低音~中低音に寄ったマイルド路線への変化、
且つクリアなサウンドの範疇。
ただ我々はリスニング用途で使う訳ではないので、
ぶっちゃけそれらの変化も不要なんだけどね。w
「変化はするけど嫌な感じの変化じゃない」←いい表現だと思う
筐体の質感/見た目は非常によくできてます。(ルックス好きです)
ノブはシームレスに滑らかに動くタイプ。(クリック感があれば尚良しでした。)
ボタン類はバネが強くて押し心地はあまり好きではないです。
とは言えしっかりとした造りで、価格を考えるとすべて及第点以上です。
サウンドハウスのレビューには「操作してから音量が変化するまでワンテンポ遅れる」
ってコメントがあったけど全然そんなことはなかったです。
ボリュームを絞ったときのバランスもそれほど違和感は感じませんでした。
さて、ここからはマイナスポイント。
まず付属のACアダプターが安いっぽい。
NEROはアクティブ・モニターコントローラーなので、電源は恐らく生命線。
でもスイッチング方式のACアダプターが貧弱そう。そしてケーブルが短い。
これは弱点と言っていいと思う。
12V2A(センタープラス)の別のACアダプターに交換したい所です。
候補としてはYAMAHAがあがるけど、
ぶっ壊したら他の機材にも影響が出そうで洒落にならない。w
なので食指が動かないです。
ちなみに最初AV-P250Sに繋いだら低域がスカって中域がピーキーになりました。
それでもギリ及第点って感じの音質だったけど、
別の電源タップに繋ぐと非常にバランスが良くなりました。
NEROを使うなら電源タップには拘ったほうがいい説。
あと電源を入れた時の起動の仕方が気持ち悪い。ww
ボタン類とかメーターが光るんだけど、バグったみたいな光り方でオシャレじゃない。
ちなみに最初ぶっ壊したかと思いました。w
最後に総括しましょう。
価格、入出力数、機能、音質、ルックス、等々、総合的に見て
NEROは優れたモニターコントローラー説が有力です。
自分の場合、多少の周波数バランスの変化はMA1でなんとかなるので
導入するにあたり解像度が落ちるような音質劣化だけが不安でした。
その点は見事にクリアしてると思います。
それとNEROの周波数特性は20hz-22khzなので、スピーカーの周波数特性をカバーしているか確認する必要があると思います。
周波数レンジの広いスピーカーにはSPL 2controlのほうが合うかもしれない。
以上です!
そんなAudient NEROが!
今ならなんと!
Amazonで¥39,800(新品、在庫3点)で売ってます!
自分が買ったときより安くなってるのだが・・どうなってるの?w
モニターコントローラーを探してる人は突撃することお勧め。b
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